1
O「ジョニー無理はなしよ」
J「OKわかってるさ。」
- 人型である理由は?
- 慣性制御よ
- まだ慣性制御は質量の移動なしにはできないわ。
J「こちら、ジョニー。守備隊、状況は?」
守「ジョニーか、助かった。済まないが市街地が占拠された。無力化を希望する。出来れば無傷で奪還したい。規模は大隊規模の模様、敵にマシンなし、装甲車両は20両以上を確認。以上」
J「了解、これより市街地に展開する敵部隊を排除する。」
- 計算機の力で千載一遇の天才格闘家の動きを演じるの。
ありえないほどの軽やかさで慣性を打ち消す体術、気が付かない敵兵。
次々に炎上する車両、其れすらも時間差でかろやカニ
- とんでもない計算量でどんな人間より繊細で素早くこの巨体を操ってみせるわ。
そして強烈な突風と共に浮き上がる巨体。
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2
C4Iで対抗する敵兵
敵「急げ、マリオネットだ、各自退却、防衛体勢を維持しながら....」
声が聞こえるが全ては細切れになっていく
- 我々よりはるかに高速な頭をしてる
- 中で選挙をやったって巨体は任務を華麗にこなせるわ
この切り刻んだ時刻のターン一手一手予測を繰り返し次の手を決める。この電脳のクロックに人間をして動かぬ銅像。確かにこの巨体と音速という制約は大きいが戦車砲の弾も止まって見るこの世界なら計算力こそすべてだ。
やはり、人間が決定権を握るんじゃトロイ。数があっても、飽和ができないすべてお見通しさ。
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3
- 彼らには達人たちから受け継いだエレガンスはあるけど
狙いをつける戦車砲
敵「いける、くたばれ。」
確かに、高性能計算照準器は厄介だ。それも、すべて任せた機械本人のアクセスは。こちらも相応の手を打たないとまずい。が、数が足りない。速度もそうだがなにより彼らは所詮アルゴリズムが足りない。そうエスプリがない。
警報:「マリオネット反応、接触まで跡30秒」
まずい、ここで相手にしたら都市を壊さないという条件が守れない。
郊外、それも畑、資材置き場・・・・あった。
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4
敵「なんだ、奴が逃げるぞ、友軍だ、友軍のマリオネットだ」
「警告、警告、電脳処理速度を最大冷却器展開、冷却開始」
- 今、彼に足りないのはエネルギーだけよ
- エネルギーさえあれば、もっと計算力は、計算力密度はあげられるわ
O「ジョニー仕方ないわね、伸びた奴の鼻をへし折ってやんなさい。」
J「でも、膝があと10分も持たないんだ。」
O「OKそんなの気にしなくていいわ。存分に直してあげる。」
J「じゃあ、いざという時は回収してくれよな。」
O「ジョニー、弱気は禁物よ」
- 戦闘機じゃないレベルでバックアップ部隊が必要になるのが辛い所ね。
O「整備隊長!」
整「あん?」
O「今夜は忙しくなるわよ」
整「あいよ。おーっしオーバーホールの準備だ各班準備にかかれ!」
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5
接触
- もし、マリオネット同士が対峙した場合どうなるって?
奴は数歩先まで読んでる。無力化は2本以上の四肢を機能不全にするとか、難しい。なかなかの計算量だ。君の動きがこれなら1個軍でも壊滅させられるよ。だが、イレイザーエンジン搭載型の私に勝てるかな。
ほう、やはり他の連中の懐にとは行かないか。以前の情報が欲しい。そう、
く、僕の意思決定に必要なデータが来ない。
この一手に取れる情報は300kbか。光速が恨めしいほどに遅いな。
ピーン・・・
なるほど
君の弱点はそこか、
5回もこの速度でひねれば、そうよく防いでくれた。
バッキャ
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6
シマッたのかをだな。ありえないって?そうだよな、私は何故って7回!7回まで同じ動作を行えるからだよ。
ああ、君はまだ戦える。そうだ、そのモーションで防ぐしかないな。そういい子だ、この勝負私の勝ちだ。
崩れ去る左足。
さすがに逃げるか!?
- 勝てるのはマリオネットにはマリオネットを、それも高度なバックアップ体制も加えて。
- でもね、依存したら逃げ道は用意しないと目的を見失っちゃいけないわ。
O「追わなくていいわジョニー、帰投して」
J「らじゃー」
- 壊れたらそこで伝説は終わりになるしね。
- 戦わず次に勝てれば上策なのよ。