コピー本データをコンビニコピー機をターゲットに簡単に作るプロジェクトを作成中。
コピー本の原稿データ
コピー本の原稿を作るのはいい。
問題は印刷だ。
原稿を規定の解像度に収めるのはいい。 が、いざコンビニに印刷用のデータを持って行くとなるとこれが難しい。
- コンビニのコピー機の性能は?
- どのサイズまでなら受け付ける?
- 実際に印刷できる範囲は?
これらを考慮すると過去の経験により
B5版向けの原稿用紙が300dpiであるとき、257mmが高さで、 コピー用にギリギリを狙うと、断ち切り線までは600dpiで272-274mmに拡大する
4184x5909がベストピクセル@B5サイズとしたのでこれでJpeg100%品質で10MBを超えなければセブンイレブンで印刷が可能になると・・・
セブンイレブンのコピー機の仕様を確認すると次のような制約がある。
7000万画素までしか対応しないのか・・・ということは8366px四方になるのだが・・・ なるほど、7035x9949までしか印刷できなくて、600dpiだと長辺が421mmなのでギリギリA3が印刷可能であると。確かにスペック通りだわ。 だったら7000万画素印刷可能とかだけじゃなくて600dpiでA3(7035x9949px)まで印刷可能ですとか謳って欲しい。なるほど、こりゃコソビニで1200dpiの印刷なんぞ出来んわけだ。
ちなみに最近触った感じだと
- セブンイレブン:PDFの選り好みはしない
- ミニストップ:PDFの選り好みをする。スマホから直接吸い出しが出来る模様。まだ繋いだことはない。
- ファミマ、ローソン:一旦マシンにファイルを取り込む。どこまで出来るかは不明。
ここのまとめがいい感じ。
そもそもの動機
さて、この画像を作るのが苦行で仕方がない。 平均4時間はかかる重労働である。これが、ボタン一つで済むなら10分ぐらい時間がかかっても嬉しいではないか。時間はなによりも貴重である。
一旦自動化はしたものの
というのも、メインで使用しているGimpはPyhon-Fuなどの自動化ができなくはないが 不安定である。実際作ったがGimp2.10も出たしね、動くかどうかよくわからない。 作ったものを再インストールする。これも骨である。なにやら手の混んだ儀式が必要だった記憶がある。 なので、やはりインストール不要で、何時でも使えるものが良い。
という要件からWebで実装を開始した。
先達の調査
の一箇所だけだが見つけた。 残念!基盤技術がプロプラでした。Windowsユーザはいいかもしれない。でも私はLinuxユーザだし使えないことはないだろうがあんまり魅力を感じない。理由は思ったより省力化されないという点。
Webのいいところ
Webのいいところはブラウザに配信すればインストールが完了なのである。 まどろっこしいインストール先のフォルダの 指定も要らない。ただ、ブラウザを開いて指定のURLを開けばおしまいである。
次の要望も叶う
(ただしIEとSafari、Edge等プロプラな連中はよくわからない。IEは言語道断、他もなにせ実機がないでな。なのでこのプロジェクトではFOSSなChrome、Chromiume、Firefoxを念頭に話を進める。)
ちなみに
現在のWeb(クライアント側javascript)の状況を説明すると
- Indexeddbでデータ保存が出来る。
- WebWorkerマルチスレッドも可能
- FileAPIでファイルの読込、バイナリ、画像の加工も可能
- zlib.js等でzipファイルの生成も出来る。
- PDFだって作れる。
- ServiceWokerにてオフラインでブックマークから開いて動かすことも可能
- 速度はネイティブプログラムの2〜3倍程度の遅さに収まる
- 外部からのPush通知にはサーバーが必要、プログラム内でならNotificationAPIで自分で出せる。
したがって、何でも出来るのである。
進捗
次のステップで進めている。
- ①アプリを開く
- ②画像をアプリ上に集める
- ③画像をアプリ上でプレビューで確認
- ④画像を出力ページに割り付け
- ⑤アプリで割り付けをプレビューで確認
- ⑥出力設定をする
- ⑦ファイルの生成
- ⑧zipでまとめてダウンロード。ファイル名は日付入り
- ⑨後はノーチェックで解凍、印刷。(実際にコピー機にぶち込んで作業が止まらないかの実地テスト)
現状は⑥、⑦のまだ画像の加工ができたところまで 道のりは長い。