ネタ:201905

さて、 時は汚染からのポストアポカリスプ。

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  • 入植惑星は放棄された。外来侵略異星生物の汚染が決定打だった。
  • しかし全員が恒星間世界に引き上げ出来た訳ではなかった。
  • 汚染と言う名の防衛戦争の下での決定だった。

入植地の廃墟がゴロゴロとした世界。そこに一人の 怪物に追われる男、何とか逃げ切れそうだ

「巻いたか?」

と思った瞬間に滑落する。

うわぁぁ

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川の辺り 気を失っている所に美女に助けられる。

あら、人間だわ。

目を覚ます男

男は曰く

ここは?

美女曰く

私のおうちよ。この子達は私の付き人。

妖精

よろしくな

男は曰く

ああ、ありがとう。しかし偉いべっぴんさんだべ

美女の周りには300人の子供のような付き人が居て助けてくれる。 介抱されるが、男は村のことが気になって仕方がない。が足が折れていてしばらく厄介になる。

男は曰く

あんた、ここに一人で住んでるのか?ほかに大人はいないのか?

男は曰く

村に帰らないと・・・イタ、

美女曰く

ダメよ足が折れてるわ。治ってから帰るといい。

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美女はこの世のものらしからぬ服を着ていた。

見たこと無い布だ・・・

住まいはこじんまりとしていて、食べるものには事欠かないようだったが・・・

美女曰く

さあご飯にしましょ。

男は曰く

毎回すまねぇ。

美女曰く

良いのよ、気にしないで、人助けはいいことなんだから。

付き人が噂話をするのを聞く。

もう川の向こうはダメだ、化物が迫っている。お嬢は本当にどうするんだ。

美女曰く

君は自由で羨ましい、訳あって私はここを離れられないから。

男は曰く

そんな、何があなたを縛っているのです?もうここはダメです、私と一緒に逃げましょう。

美女曰く

其れがダメなのです。ここから逃げ出したら私は私じゃ居られなくなるから。

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ここで回想シーン

生まれてこの地にやって来るまでの光景。

学生の美女

ここ卒業したら、なんにも無い所に行くんでしょ? 害虫駆除だけで一生終えるとかひどくない?          私ももっとここに居たかったな。


美女回想:

  • それから来ること数年。
  • 人っ子一人出会わない。
  • そもそも人間が居ない。
  • まだ数万?ぐらいしか居ないんだって。
  • あの戦争?から50年たってるらしいけど。
  • 偶に来るのは犬の姿をした監視員ぐらい。
  • あいつらなんなの?

監視員

「紫のやつの場所を知ってるか?」

其れだけ、世話話も何もしない唐変木


先生:

皆さん、人間を見たら助けてあげてくださいね。

彼らは私達の希望なのです。私達の代では無理かも知れませんが、 何時かあの戦争の前の世界に戻る日が来ますわ。


美女

山の上の私のところなんか一生のうちに誰も来ない。

異星からの侵略害虫を駆除するだけで終わってしまうんだわ。

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美女

そこにあなたが現れた。怪我をしていたのでしばらく居てもらうことにした。

私の本当の姿を見たらどう思うでしょうね。

妖精さん

お嬢、巡回監視員ですぜ?

美女

わかったわ。

巡回監視員がうるさいわね。

巡回監視員:

「紫のやつが増えてるが大丈夫なのか?」

あら珍しい。

巡回監視員:

「まあ俺達が食べちまうがな」

でしょうね。

巡回監視員:

「増えすぎると俺達じゃ歯が立たないからな。気をつけろよ、じゃあな」

美女

そうよ、最近駆除をサボってるの。 でももう潮時かしら。

美女曰く

そうね、ここにいても寂しいだけだわ。君に付いていこうかな。

男曰く

じゃあ、付き人たちが寝静まった頃に。ここを抜け出そう。

嬉々とする男


美女

この純真な目を欺く私を許しておくれ。

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決行の夜、闇に紛れて川の反対方向に逃げる。

美女

そうね、隣まで行ければ安全だわ。

でも私はここまでよ。

崩れ落ちる美女、 戸惑う男 そして不気味な地響きが響き渡る。

妖精さん

  • タービン回転数正常、
  • バックパック固定ヨシ
  • 満作業時間は三時間です、ドウゾ。
  • 美女:で、どれぐらい居そう?
  • もう夏ですからね、サボった期間を考えると3匹は羽化をしてると予想されます。
  • ハンマーヨシ!
  • 美女:じゃあお仕事に行きますか。

ジェットエンジンの音と地震ソニックブームによる衝撃波。

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ぐったりとした美女を抱えて異常事態に恐れおののく男。

曳光弾の光とハンマーの先が音速を超え、断熱圧縮と衝突で一瞬光る。

この世のものとは思えない怪物と人影

おかしい、あのサイズは何だ?森の木々より遥かに大きいぞ。

美女※大

まだこんなのが居たの?星間航行種の幼生じゃない。

タービン出力最大。3撃連続で一点重打、脊髄まで撃ち抜く。


先生:

情けは無用よ。彼らとは同じ場所を取り合うの。

彼らが私達への対処法を身につける前にこの星から駆除しなくちゃならないの。

其れに出遅れたら私達が駆除されるわ

どグアシャ

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翌朝

妖精さん

追わなくて良いのか?

美女

仕事も有るのに。また人間はやって来るわよ。きっとね。

あ、ご飯は渡してあげて。あの人きっとお腹すかせてるわ。

美女を置いて逃げてしまったのを悔いる、その上足が痛くて動けなくなってる男

妖精さん

あいよ。

出ていく妖精。


この時、この見捨てられた惑星に人類は1万人弱。

侵略性恒星間伝播生物種との戦いは勝利したとは言え、残党狩りが続いていた